俺が高校の時の先生が!授業中にヅラを取って「まっくろくろすけでておいでー 『ハーイ(裏声)』更にクリスマスの補習はサンタ現れ「可愛いだろ!世界一可愛いだろ!」現在今高校生の従姉妹の担任...心配だ [不思議な出来事]
61: なご 2011/02/17(木) 01:04:22 ID:E7ONu5sNO
授業中におもむろにヅラを取って
「まっくろくろすけでておいでー 『ハーイ(裏声)』」
というギャグでクラス全員の腹筋を崩壊させ、
クリスマスの補習にはサンタクロースのコスプレで現れ、
頻繁かつ執拗に嫁と娘の写真を
「可愛いだろ!世界一可愛いだろ!」
と見せびらかし、
修学旅行の夜は男子の部屋に混ざって
「枕投げしようぜ!俺のヅラ当たった奴は即タヒな!」
とヅラ振り回してノリノリな所を他の先生につまみ出され、
悪い事をした生徒は容赦無く張り倒し、卒業式には張り倒した生徒と抱き合って号泣していた
私が高校の時のある意味名物先生が、今高校生の従姉妹の担任だとつい最近知った。
元気にしてるのか聞くと
「女子みんなでチョコあげたら
『ありがとう!ホワイトデー楽しみにしてろよ!
まあ俺は何もしないけどお前らが楽しみにするのは自由だからな!』
とか言ってた(笑)」
と。
相変わらずだなあ……と呆れながらもちょっと和んだ。
むちゃくちゃだけど、いい先生だった。
62: なごみ 2011/02/17(木) 01:06:08 ID:zSNkbC4h0
いいなぁ…そんな先生がいたら学校楽しそうだw
引用元:https://yuzuru.5ch.net/test/read.cgi/doujin/1297441059/
俺は時々へんな者を見る様になった..「そいつは体が人間ではない」俺が見ると逃げていく】最初はびびったが!!いつの間にか探す自分がいた...時は立ったある日、事態が..... [不思議な出来事]
: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:12:54.10 ID:LBgSttyI0.net
立ったら書く
3: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:16:36.76 ID:29eCC5XvI.net
語ってくれ
4: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:16:48.82 ID:LBgSttyI0.net
お、いいのか
遅筆だけど我慢してくれさい
去年の秋頃だったかな
俺は時々変なものを見るようになった
明らかに人間じゃないんだけど、邪悪なものって感じもしないからその時は放っておいた
5: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:21:36.92 ID:LBgSttyI0.net
そいつはいろんなところに出没した
家のすぐそばだったり、学校の窓から見た風景の中だったり
だいたい明るいうちに見えることが多かった気がする
7: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:26:11.42 ID:LBgSttyI0.net
俺はこっそりそいつを「大根さん」て呼んでた
というのもなんか見た目が真っ白で、人型なんだけど大根みたいな身体から大根みたいな腕やら足やらのパーツが生えてたから
で、俺が見るとぱっと走ってどっかに逃げていってしまう
妙に愛嬌があったから嫌いじゃなかった
ちなみに、俺以外にそんなのは見えてるはずもなかった
当たり前っちゃあたりまえだが
6: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:23:24.26 ID:w6V5orzE0.net
今からでも病院行こう
8: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:31:24.02 ID:LBgSttyI0.net
>>6
いやマジなんだこれが
以下そいつのことは大根さんとするが
大根さんは先に書いたとおり妙に愛嬌のあるやつだったんだ
悪さしないし、視線向けると勝手に逃げてくしな
最初は俺もびびってたけどいつの間にか自然と探すようになっちゃって
一ヶ月くらいそれが続いた
9: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:38:31.94 ID:LBgSttyI0.net
当時俺はツイッターをやってて、毎日の出来事や趣味についてかなり頻繁にツイットしたりしてた
大根さんを見始めてすぐの頃にそこでうっかりやつのことを喋っちゃったんだよね
あんまり面白がられなかったからそれ以降話題にはしなかったんだけど、ある時
「そういえばこないだの白いお化けどうなりました?」
とリプくれた人がいた
それがNだった
11: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:40:15.50 ID:yH35b0sn0.net
続き早よ
13: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:44:21.45 ID:LBgSttyI0.net
Nは元々友達の友達って感じで、フォローはしたけど特に絡むこともなく放置してたうちの一人だった
俺も「ギャラクシーエンジェルでは俺と同じミントさん推し」くらいの認識くらいしかなかったし
そんな相手に急にリプなんか飛ばされてびっくりしたが、
「あ、最近もちょいちょい見てますよ!でもどうしたんすか突然??」
という返信はできた
14: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:49:29.50 ID:LBgSttyI0.net
N「えーと、ちょっと気になることがあって。それって白くて身体とか手足も大根みたいなんですよね?」
俺「そうだけど」
N「顔は?あった?」
はて、顔なんかまともに見たことない
女子の顔すらまともに見られない俺には当然そんな得体のしれないものの顔面を凝視するという発想はなかったし、第一俺が見た途端に逃げてしまうから顔なんか見る暇もない
その旨を伝えるとNは「そっか、ならいいです ありがとね!」と会話を打ち切った
その日はそれで終わった
16: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:51:22.12 ID:fsJkKg5Q0.net
あとどれくらいかかる?
18: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:53:55.43 ID:fsJkKg5Q0.net
長くてもいいが、活動時間的にあと47minぐらいで,トビまっせ
20: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:01:27.70 ID:LBgSttyI0.net
>>18
遅くてごめんな、ゆっくり寝ろよ
数日後Nからのリプが
「俺さん大根さん見たよ!あれ怖いね!?」
「怖い?可愛くね?」
「授業中うちの机めっちゃ覗きこんできたよ…びっくりした…」
怖い?覗きこんできた?
はて、こいつは何を言ってるんだ
大根さんが近くに寄ってくることなんて俺の場合はないしむしろウェルカム
なのにちょっと覗きこまれただけで怖いとは何事だ
割と本気でそう思った
ちなみにこの後わかるがNは女子だった
21: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:05:51.17 ID:LBgSttyI0.net
Nはかなり不安がっていたみたいで、
「できたら今度見に来て欲しいんですけど」と言い出した
聞くところによるとNさんは俺と同級生らしかったがそれらしい人は見たことなかった
コミュ障の俺は少々面食らったが、「今度ね」と曖昧に約束して会話は終わった
25: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:15:48.97 ID:LBgSttyI0.net
Nと会話してからというもの、不思議と俺が大根さんを見ることは減ってしまった
妙なものを見ることがなくなり安心したが、「もしかしてNにうつってしまったんじゃないだろうか」という不安や
秘密の友人を失ったような寂しさもどこかにあった
週に二、三回見てたものが、たとえそれがどんなに異常だったとしても
ぱったり見えなくなってしまったのはなんとなくつらかったんだ
たしかそれから二週間くらい過ぎた頃、またNから連絡があった
「でました、すぐ来て 三組のとこ」
昼飯の途中だったがおれはすぐに走っていった
26: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:17:59.79 ID:aex0NYgk0.net
俺も大根さん見てみたいなぁ
23: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:11:39.55 ID:fsJkKg5Q0.net
もしかして、その「大根さん」って、目が灰色?
もしそうなら知ってるかも…
違ったら$umaℏu
27: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:21:13.98 ID:LBgSttyI0.net
>>23
灰色ではなかったな
続き
俺のクラスと三組の教室とは棟が分かれてるから少し時間がかかったが
走って行くとそこに女子生徒が見えた
混みあってた廊下のなかでもその子がNだってのはすぐにわかった
隣に大根さんが立ってたんだ
すげえ真顔のまんま
29: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:26:44.86 ID:LBgSttyI0.net
俺はその時二つの衝撃的な事実に気づいた
大根さんに顔があったのと
Nが女の子だった
俺を不安げに見るN
隣で真顔のまま殺意を放ち続ける大根さん
キョドるコミュ障の俺
大根さんの見えない人からでも相当キモい光景だったはずだ
なんやかんやでNが口を開いた
「これなんですけど」
隣のそれを指さしていた
彼女には本当に大根さんが見えているようだった
その時なんの前触れもなく大根さんが逃げた
30: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:34:10.96 ID:LBgSttyI0.net
俺よりでかくてボテッとしてるし速そうには見えなかったが、大根さんはあっという間に走り去ってしまった
俺「行っちゃいましたね」
N「行きましたね」
俺「覗きこまれたんですか?」
N「四時間目あたりに教室に来て、それからずっとうちのこと覗きこんでました」
俺「そっか」
なんか違和感があった
俺が見ていた大根さんはあんな恐ろしい空気を出していただろうか…?
もっと慌てふためいてて愛らしい印象だったし、やっぱり顔なんてなかった気がするのに
とりあえずNとはLINE交換した
よくわからんが女の子の連絡先じゃ!!ラッキー!!と脳天気に考えていた気がする
33: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:42:58.43 ID:LBgSttyI0.net
それからしばらくは、俺もNも大根さんを見ることはなかった
Nとはよくラインする仲になっていたし、一度なんて一緒に映画を見に行くとこまでいったんだ
でも思春期真っ只中で彼女いない歴=年齢で、これワンチャンあるんでね?wwwwなんて思ってた俺と違って、
Nは付き合うとかは考えてないみたいだった
そんなこんなで大根さんのことなんか綺麗に忘れてしまって、
いつの間にか冬になった
34: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:51:19.97 ID:LBgSttyI0.net
俺の通ってる学校から家まではかなり遠いので、冬場は交通機関を乗り継がなきゃならない
なんとか交通費を浮かせて飯代に当てたい俺は、よく学校から駅までバスで10分の道のりを、
だいたい30分かけて歩いて行くこともあった
その日もたまたま駅まで歩いていて、コート着込んでマフラー巻いて真ん丸になった俺は
ふうふう言いながら雪道を進んでたんだ
そしてふと立ち止まると
道の先に大根さんがいた
37: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:01:26.50 ID:LBgSttyI0.net
たぶん雪は降ってなかったと思う
だから大根さんの姿は白い背景の中でもちゃんと見えた
その時のあいつには顔はなかったし、殺気なんて全くなくむしろなんか悲しそうだった
俺はなぜか動けなくて、10メートルくらいの距離をおいて見つめあってた
どのくらいの時間そうしてたのかわからないけど、大根さんは唐突に横を向いて
脇道へ入っていった
周りは住宅街だし人通りもないからすぐ追いつける、そう思ったが、それ以上近づくのはまずい気がして
俺はその場を去ってしまった
36: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:55:51.51 ID:FCiNr2VQI.net
Nは可愛かった?
38: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:04:44.92 ID:LBgSttyI0.net
>>36
ブスではないな ただ胸が小さい
顔は個人的には河北麻友子?に似てると思ってた
39: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:17:09.04 ID:LBgSttyI0.net
次の日の放課後、俺は学校そばのマックで友達とポテトを食っていた
頑張って浮かせた交通費で食べるマックウンメーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwなんて冗談を言いながら
二人で課題をしたりくだらない話ばかりしていて、そのうち飽きてお互いスマホをいじってた
友達がパズドラしてる横で俺がラインを開くと、Nからの通知が数件あった
しばらく会ってないしどうしたんだろう、なんて思ってトークを見たら
「俺さんどこ」
「いないんですか?」
「ねえ」
「いたらすぐ教室に来て」
その文面からなんか嫌な予感がして、「ごめん、学校にわすれものした」と友達に言ってマックを出た
41: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:21:43.47 ID:FCiNr2VQI.net
ざわざわ…
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4063824691/
42: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:25:18.02 ID:XknteLz/0.net
良スレのおかん
43: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:27:41.81 ID:LBgSttyI0.net
嫌な予感は的中した
教室に駆け込むと窓際にNが立っていた
外の雪明かりのせいでやけに表情が暗く見えたが、原因は他にあった
うしろにはあの真顔の大根さんがいた
相変わらず無言のままでこっちを睨んでた
俺の姿を見た途端、Nが急に喚き散らしだした
普段怒鳴ったり泣いたりしない子なのに、見たこともないようなぐしゃぐしゃの顔で何かを叫びだしたんだよ
よく「くぁwせdfrgthゆじこlp;」てあるじゃん、あんな感じ
俺は狼狽えて教室から逃げ出したけど、階段の前で追いつかれて羽交い締めにされた
おっそろしい怪力だった
そしてやはり顔つき大根さんはNの後ろでこっちを眺めてた
44: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:35:38.24 ID:LBgSttyI0.net
壁に押しつけられて身動きがとれない俺
明らかにヤバいNと大根さんの様子があまりに怖くて、ついに何かが切れた
「離せよ!!!!お前Nじゃねえし俺の見てる大根じゃねえだろ!!!!!」
こんなようなことを十数年の生涯で一番デカいんじゃないかと思うような大声で怒鳴った
そしたら突然Nの腕から力が抜けて、背後の顔大根も跡形もなく消えてしまった
騒ぎを聞きつけた夜警さんが走ってくるのが見えた
45: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:43:37.71 ID:LBgSttyI0.net
俺とNは職員室でがっちり説教を食らい、生活指導担当のハゲから「カップルの痴話喧嘩は学校の外でしろ」と言われた
いつもなら「俺とNさんカップルに見えます!?やったー!」みたいなテンションの俺だが
さすがにそんな元気はなかった
校門前でNが「ごめん」と謝ってきた
「なんかわかんないんだけど、とにかく悲しくて俺さんが憎くて」
彼女は涙目だった
きっとあの顔つき大根と関係あるんだろうとは思ってたから、怒る気にはなれなかった
「いいよ、たぶんあの大根のせいだしNは悪くない」
そう言うとNは頭を下げて帰っていった
ここからが悪夢だった
48: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:50:23.83 ID:LBgSttyI0.net
眠くなってきたんだけど誰かまだ見てる?
いなかったら寝るが
続き
その晩俺は金縛りにあった
そして俺の初体験を奪った相手はなんと顔つき大根だった
無言で俺を睨む大根、必死で睨み返す俺
結局明け方まで眠れなかった
学校へ行くともう俺とNのことはバレていた
昨日一緒にマックでだべっていた奴は
「お前Nさんと付き合ってたの?もうヤったの?ヤリ捨てしようとして怒らせたの?」
などと無神経な質問をしてきたので、腹パンキメてポテト吐き出させてやろうかと思ったがやめた
なにせ顔つき大根の野郎がずっとついてきて、そのせいか身体がだるくてしょうがなかったからだ
49: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:53:05.93 ID:LBgSttyI0.net
以下は顔つき大根さんが僕にしてきた嫌がらせです
・家から学校までストーキングしてくる
・授業中ノートを覗き込みながら無言の圧力
・体育の時間バスケットボールに頭ぶつける
勘弁してほしかった
51: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:56:43.69 ID:3Yf0rZ240.net
今見始めた。
53: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:58:04.10 ID:RusJ51yp0.net
続きを書くなら、俺はまだ見る事にしよう
54: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:58:45.90 ID:LBgSttyI0.net
何人かいるのか
3時半になったら寝るお
廊下でNとすれ違ったが、昨日の一件もあって無視された
若干凹んだが、とりあえず「俺の後ろの大根見えてる?」
とラインしといた
しばらくして返信が来た
「もうそういうのやめてよ」
「なんにもいないじゃん」
はてな
なぜかNには俺のスタンドと化した顔つき大根は見えていないようなのだ
俺一人が呪われた?と悟った
絶望的だった
59: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:06:27.18 ID:LBgSttyI0.net
俺は昔ちょっとだけ霊感があったが、すぐに見えなくなったし
宗教上の理由で神社仏閣には立ち入れないんだ
ということでお祓いなんかも無理そう
さらに悪いことにマイエンジェルNにはもう見えてないし敬遠されている
つまり自力で何とかするほかなかった
できたら皆には「ネタかよwwwwwww」と笑って欲しいのだが
俺は昼休みを告げるチャイムと同時に弁当抱えてトイレへ駆け込んだ
なぜってそりゃぼっち…だからではない
顔つき大根と話をつけるためだ
錯乱した俺はこんな訳のわからん化物とタイマン張るのにトイレに行ったのだ
弁当持参で
60: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:14:12.61 ID:LBgSttyI0.net
続き
個室に駆け込んだ俺は便器に腰掛けて弁当を大急ぎで食うと、早速付いてきたはずの顔つき大根に話しかけようとして後ろを振り向いた
今考えれば当たり前だが、やつの身体にはタンクがめり込んでて、というか透けていて
あらためて「コイツはこの世のもんじゃないんだな」と思った
その後なんか色々試行錯誤したが割愛する
去年の冬頃、昼下がりの男子トイレの個室から「おい」「なんか言えよ」「お前なんなの」などのセリフを聞いてしまってビビった奴がいたとしたら
多分俺のせいだ、ごめんな
62: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:19:40.76 ID:LBgSttyI0.net
あまり手がかりはなかったけど、とりあえず
・顔つき大根と俺の見ていた大根さんは別の存在であること
・顔つき大根さんは何かに怒っているが、それは俺自身にでなく俺に関わる何かに関してであること
・Nにこれ以上何かするつもりはないこと
はわかった
昼休みいっぱいかけて得られたのはこれだけだったが
とりあえず俺のせいで俺やNが呪われたとかそんなんじゃなく、なにか目的があって俺にくっついてるんだとわかって
すごくホッとした記憶がある
63: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:21:25.09 ID:LBgSttyI0.net
こうやって見ると俺Nのこと好きすぎだな
66: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:25:02.96 ID:RusJ51yp0.net
>>63
そうか?
こちら側から見たら、Nさんを心配しているだけにも見えるが
69: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:32:13.07 ID:LBgSttyI0.net
>>66
うーん
ストックホルム症候群的な感じなのかな
68: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:29:46.16 ID:LBgSttyI0.net
しかしその後進展はなく、顔つき大根とのコンタクトも要領を得ず
マイエンジェルNにはラインで既読無視されるようになった
つらかった
でも、なんだかそいつの存在にも慣れてしまった自分もいたんだよね
毎日毎日覗き込まれるけど、顔つきはトイレまでついてこなくなったし
飯の最中は気を遣ってか席を外してくれるようになった
こいつなりに考えてんだなあなんて思うとちょっとニヤけた
70: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:35:18.76 ID:46lfmNcF0.net
話しかけてきたりするの?
71: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:36:51.04 ID:u1qwDxYtO.net
大根さんは言葉話せるの?
78: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:47:17.66 ID:LBgSttyI0.net
>>70
>>71
はい、いいえとか簡単なのは身振り手振り多かったな
喋ったりはしないけど、なんていうか感情の塊をぶつけてくる感じ?
伝わるかな
82: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:55:23.31 ID:LBgSttyI0.net
見ててくれてほんとサンクス
時間も時間だし飽きてくるだろうから簡潔にまとめる
そんな俺と顔つき大根のドキドキ同棲生活も突然終わってしまった
顔つきと暮らし始めて何週間かたった頃だったな
下校中雪道をぼてぼて歩いてた俺は気配を感じて顔を上げた
いつかと同じように、そこには大根さんが立ったいた
もちろん顔のない方だ
なんかいつになく嬉しそうだった、なんでかわからんけど嬉しいんだってのは伝わってきた
気が付いたら顔つきが俺を追い越して大根さんに寄って行ってた
そしたら消えた
83: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:00:32.81 ID:LBgSttyI0.net
わけがわからなかった
だって大根さんはあんなに嬉しそうで、顔つき大根さんだって健気に駆け寄って行ってさ
消える意味がわからなかった
しばらくその場から動けなかったよ
ふらふら自宅に帰って寝た
晩飯に何を食べたかも覚えてなかった
翌朝も顔つきはいなくて、佐為が消えた時のヒカルってこんなかんじだったのかななんて
ぼんやり思ってた
Nには一応「大根さんふたりとも消えた」てラインした
返事はなかった
84: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:06:50.67 ID:LBgSttyI0.net
もうすぐ一年が経つんでこうして初めてスレなんて立ててみたわけだけどさ
あの大根二人は元が人であろうとなかろうと、家族か恋人か、とにかく知り合いだったんだろうな、と
顔つきが俺やNに憑いたのも俺に怒りを感じさせたのも
全部顔のないほうの大根さんに会いたかったからじゃねえかなって
今はそう思ってます
86: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:11:20.61 ID:LBgSttyI0.net
以上が俺の大根さんに関する経験の全てです
スレ立て初めてなうえ遅筆で面白くない俺に付き合ってくださってほんとにありがとう
ネタだと思われて叩かれるのがオチだと思ってたが
コメントもらえるのがこんなに嬉しいと思わなんだ
もしまだ質問あるなら以下に
85: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:10:01.55 ID:hnHV+LnD0.net
俺氏、乙です。
大根さんとはそれっきりなんですか?
87: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:13:11.90 ID:LBgSttyI0.net
>>85
あれ以来大根さん含めオカルト体験はほぼないです
もし霊的なものなら成仏してくれてると嬉しいですね
89: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:15:17.52 ID:u1qwDxYtO.net
おつ。
最後まで興味深く読ませてもらったよ。
90: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:15:55.71 ID:RusJ51yp0.net
乙
きっと顔の無い方の大根にストーカー?されていたのも、
顔付きの大根に会いたい一心だったのかも知れないな。
故にN氏と主は大根の磁石に寄って…今は、N氏との仲はどうだ?
92: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:22:17.42 ID:LBgSttyI0.net
>>90
そうかもしれない
それなら俺はちゃんと手助けできたのかなって心の慰めにもなるっす
Nとは付かず離れずというか
ラインの友だち欄から消えてたからブロックされたと思って凹んでたら後日
「アイフォンに替えたから再登録させて」って言ってきたし、まあ普通です
95: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:30:12.31 ID:RusJ51yp0.net
>>92
大根も喜んで再開を果たしたのだ
お疲れ様
そうか、好きなのなら、そのままアタックしてみては?
質問というか…ただの雑談みたくなってしまうが
一期一会を、大切に、な
93: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:24:42.73 ID:hnHV+LnD0.net
妖精・・・ってやつなのかね?
よくわからんけど、向こうにしても逃げるときは「見えるのかよw」みたいな。
トトロの中くらいと小さいのがメイちゃんに見られてビクッみたいな。
顔つきは顔なしとはぐれちゃって困っていて、
見える人の所にいればなんとかなるかも、とそばにいる。
トイレでしかられてショボーン。
顔なしと再会できて
顔なし「いたいた♪」
顔あり「わあい♪」
みたいな?
94: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:27:22.72 ID:LBgSttyI0.net
>>93
想像して萌えたけど俺との絡みもっと殺伐としてましたよ!!
色合いは白トトロっぽかったかも
96: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:33:08.98 ID:LBgSttyI0.net
さてと、最後まで見てくださった方々ほんとにありがとう
そろそろ俺も寝るわ
こんな書き溜めもしてないスレ遅い時間までありがとう ありがとうしか言えない
皆ももし大根さんに会ったら「あの後1が心配してたよ」って言っといてください
あとNもそのうちまた映画にでも誘うわ
今度会うときは「一緒にオカルト体験した女の子に告白する」みたいなスレだといいな
おやすみなさい
97: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:36:59.29 ID:RusJ51yp0.net
お休み
99: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 09:05:05.71 ID:FG7PU1DX0.net
今北
俺も見てみたいな大根さん
100: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 09:51:25.66 ID:aex0NYgk0.net
大根さんと友達になれれば、毎日が楽しくなりそうです
102: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 15:37:37.13 ID:YQ26HIa30.net
興味深く読んだ
乙
101: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 12:07:02.11 ID:XrluKQwI0.net
今読み終えた
俺も大根さんに会いたい
すげー面白かったよ。乙
引用元: ・俺の周りで起きた不思議な体験語らせてくれ
立ったら書く
3: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:16:36.76 ID:29eCC5XvI.net
語ってくれ
4: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:16:48.82 ID:LBgSttyI0.net
お、いいのか
遅筆だけど我慢してくれさい
去年の秋頃だったかな
俺は時々変なものを見るようになった
明らかに人間じゃないんだけど、邪悪なものって感じもしないからその時は放っておいた
5: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:21:36.92 ID:LBgSttyI0.net
そいつはいろんなところに出没した
家のすぐそばだったり、学校の窓から見た風景の中だったり
だいたい明るいうちに見えることが多かった気がする
7: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:26:11.42 ID:LBgSttyI0.net
俺はこっそりそいつを「大根さん」て呼んでた
というのもなんか見た目が真っ白で、人型なんだけど大根みたいな身体から大根みたいな腕やら足やらのパーツが生えてたから
で、俺が見るとぱっと走ってどっかに逃げていってしまう
妙に愛嬌があったから嫌いじゃなかった
ちなみに、俺以外にそんなのは見えてるはずもなかった
当たり前っちゃあたりまえだが
6: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:23:24.26 ID:w6V5orzE0.net
今からでも病院行こう
8: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:31:24.02 ID:LBgSttyI0.net
>>6
いやマジなんだこれが
以下そいつのことは大根さんとするが
大根さんは先に書いたとおり妙に愛嬌のあるやつだったんだ
悪さしないし、視線向けると勝手に逃げてくしな
最初は俺もびびってたけどいつの間にか自然と探すようになっちゃって
一ヶ月くらいそれが続いた
9: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:38:31.94 ID:LBgSttyI0.net
当時俺はツイッターをやってて、毎日の出来事や趣味についてかなり頻繁にツイットしたりしてた
大根さんを見始めてすぐの頃にそこでうっかりやつのことを喋っちゃったんだよね
あんまり面白がられなかったからそれ以降話題にはしなかったんだけど、ある時
「そういえばこないだの白いお化けどうなりました?」
とリプくれた人がいた
それがNだった
11: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:40:15.50 ID:yH35b0sn0.net
続き早よ
13: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:44:21.45 ID:LBgSttyI0.net
Nは元々友達の友達って感じで、フォローはしたけど特に絡むこともなく放置してたうちの一人だった
俺も「ギャラクシーエンジェルでは俺と同じミントさん推し」くらいの認識くらいしかなかったし
そんな相手に急にリプなんか飛ばされてびっくりしたが、
「あ、最近もちょいちょい見てますよ!でもどうしたんすか突然??」
という返信はできた
14: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:49:29.50 ID:LBgSttyI0.net
N「えーと、ちょっと気になることがあって。それって白くて身体とか手足も大根みたいなんですよね?」
俺「そうだけど」
N「顔は?あった?」
はて、顔なんかまともに見たことない
女子の顔すらまともに見られない俺には当然そんな得体のしれないものの顔面を凝視するという発想はなかったし、第一俺が見た途端に逃げてしまうから顔なんか見る暇もない
その旨を伝えるとNは「そっか、ならいいです ありがとね!」と会話を打ち切った
その日はそれで終わった
16: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:51:22.12 ID:fsJkKg5Q0.net
あとどれくらいかかる?
18: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 00:53:55.43 ID:fsJkKg5Q0.net
長くてもいいが、活動時間的にあと47minぐらいで,トビまっせ
20: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:01:27.70 ID:LBgSttyI0.net
>>18
遅くてごめんな、ゆっくり寝ろよ
数日後Nからのリプが
「俺さん大根さん見たよ!あれ怖いね!?」
「怖い?可愛くね?」
「授業中うちの机めっちゃ覗きこんできたよ…びっくりした…」
怖い?覗きこんできた?
はて、こいつは何を言ってるんだ
大根さんが近くに寄ってくることなんて俺の場合はないしむしろウェルカム
なのにちょっと覗きこまれただけで怖いとは何事だ
割と本気でそう思った
ちなみにこの後わかるがNは女子だった
21: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:05:51.17 ID:LBgSttyI0.net
Nはかなり不安がっていたみたいで、
「できたら今度見に来て欲しいんですけど」と言い出した
聞くところによるとNさんは俺と同級生らしかったがそれらしい人は見たことなかった
コミュ障の俺は少々面食らったが、「今度ね」と曖昧に約束して会話は終わった
25: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:15:48.97 ID:LBgSttyI0.net
Nと会話してからというもの、不思議と俺が大根さんを見ることは減ってしまった
妙なものを見ることがなくなり安心したが、「もしかしてNにうつってしまったんじゃないだろうか」という不安や
秘密の友人を失ったような寂しさもどこかにあった
週に二、三回見てたものが、たとえそれがどんなに異常だったとしても
ぱったり見えなくなってしまったのはなんとなくつらかったんだ
たしかそれから二週間くらい過ぎた頃、またNから連絡があった
「でました、すぐ来て 三組のとこ」
昼飯の途中だったがおれはすぐに走っていった
26: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:17:59.79 ID:aex0NYgk0.net
俺も大根さん見てみたいなぁ
23: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:11:39.55 ID:fsJkKg5Q0.net
もしかして、その「大根さん」って、目が灰色?
もしそうなら知ってるかも…
違ったら$umaℏu
27: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:21:13.98 ID:LBgSttyI0.net
>>23
灰色ではなかったな
続き
俺のクラスと三組の教室とは棟が分かれてるから少し時間がかかったが
走って行くとそこに女子生徒が見えた
混みあってた廊下のなかでもその子がNだってのはすぐにわかった
隣に大根さんが立ってたんだ
すげえ真顔のまんま
29: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:26:44.86 ID:LBgSttyI0.net
俺はその時二つの衝撃的な事実に気づいた
大根さんに顔があったのと
Nが女の子だった
俺を不安げに見るN
隣で真顔のまま殺意を放ち続ける大根さん
キョドるコミュ障の俺
大根さんの見えない人からでも相当キモい光景だったはずだ
なんやかんやでNが口を開いた
「これなんですけど」
隣のそれを指さしていた
彼女には本当に大根さんが見えているようだった
その時なんの前触れもなく大根さんが逃げた
30: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:34:10.96 ID:LBgSttyI0.net
俺よりでかくてボテッとしてるし速そうには見えなかったが、大根さんはあっという間に走り去ってしまった
俺「行っちゃいましたね」
N「行きましたね」
俺「覗きこまれたんですか?」
N「四時間目あたりに教室に来て、それからずっとうちのこと覗きこんでました」
俺「そっか」
なんか違和感があった
俺が見ていた大根さんはあんな恐ろしい空気を出していただろうか…?
もっと慌てふためいてて愛らしい印象だったし、やっぱり顔なんてなかった気がするのに
とりあえずNとはLINE交換した
よくわからんが女の子の連絡先じゃ!!ラッキー!!と脳天気に考えていた気がする
33: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:42:58.43 ID:LBgSttyI0.net
それからしばらくは、俺もNも大根さんを見ることはなかった
Nとはよくラインする仲になっていたし、一度なんて一緒に映画を見に行くとこまでいったんだ
でも思春期真っ只中で彼女いない歴=年齢で、これワンチャンあるんでね?wwwwなんて思ってた俺と違って、
Nは付き合うとかは考えてないみたいだった
そんなこんなで大根さんのことなんか綺麗に忘れてしまって、
いつの間にか冬になった
34: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:51:19.97 ID:LBgSttyI0.net
俺の通ってる学校から家まではかなり遠いので、冬場は交通機関を乗り継がなきゃならない
なんとか交通費を浮かせて飯代に当てたい俺は、よく学校から駅までバスで10分の道のりを、
だいたい30分かけて歩いて行くこともあった
その日もたまたま駅まで歩いていて、コート着込んでマフラー巻いて真ん丸になった俺は
ふうふう言いながら雪道を進んでたんだ
そしてふと立ち止まると
道の先に大根さんがいた
37: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:01:26.50 ID:LBgSttyI0.net
たぶん雪は降ってなかったと思う
だから大根さんの姿は白い背景の中でもちゃんと見えた
その時のあいつには顔はなかったし、殺気なんて全くなくむしろなんか悲しそうだった
俺はなぜか動けなくて、10メートルくらいの距離をおいて見つめあってた
どのくらいの時間そうしてたのかわからないけど、大根さんは唐突に横を向いて
脇道へ入っていった
周りは住宅街だし人通りもないからすぐ追いつける、そう思ったが、それ以上近づくのはまずい気がして
俺はその場を去ってしまった
36: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 01:55:51.51 ID:FCiNr2VQI.net
Nは可愛かった?
38: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:04:44.92 ID:LBgSttyI0.net
>>36
ブスではないな ただ胸が小さい
顔は個人的には河北麻友子?に似てると思ってた
39: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:17:09.04 ID:LBgSttyI0.net
次の日の放課後、俺は学校そばのマックで友達とポテトを食っていた
頑張って浮かせた交通費で食べるマックウンメーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwなんて冗談を言いながら
二人で課題をしたりくだらない話ばかりしていて、そのうち飽きてお互いスマホをいじってた
友達がパズドラしてる横で俺がラインを開くと、Nからの通知が数件あった
しばらく会ってないしどうしたんだろう、なんて思ってトークを見たら
「俺さんどこ」
「いないんですか?」
「ねえ」
「いたらすぐ教室に来て」
その文面からなんか嫌な予感がして、「ごめん、学校にわすれものした」と友達に言ってマックを出た
41: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:21:43.47 ID:FCiNr2VQI.net
ざわざわ…
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4063824691/
42: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:25:18.02 ID:XknteLz/0.net
良スレのおかん
43: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:27:41.81 ID:LBgSttyI0.net
嫌な予感は的中した
教室に駆け込むと窓際にNが立っていた
外の雪明かりのせいでやけに表情が暗く見えたが、原因は他にあった
うしろにはあの真顔の大根さんがいた
相変わらず無言のままでこっちを睨んでた
俺の姿を見た途端、Nが急に喚き散らしだした
普段怒鳴ったり泣いたりしない子なのに、見たこともないようなぐしゃぐしゃの顔で何かを叫びだしたんだよ
よく「くぁwせdfrgthゆじこlp;」てあるじゃん、あんな感じ
俺は狼狽えて教室から逃げ出したけど、階段の前で追いつかれて羽交い締めにされた
おっそろしい怪力だった
そしてやはり顔つき大根さんはNの後ろでこっちを眺めてた
44: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:35:38.24 ID:LBgSttyI0.net
壁に押しつけられて身動きがとれない俺
明らかにヤバいNと大根さんの様子があまりに怖くて、ついに何かが切れた
「離せよ!!!!お前Nじゃねえし俺の見てる大根じゃねえだろ!!!!!」
こんなようなことを十数年の生涯で一番デカいんじゃないかと思うような大声で怒鳴った
そしたら突然Nの腕から力が抜けて、背後の顔大根も跡形もなく消えてしまった
騒ぎを聞きつけた夜警さんが走ってくるのが見えた
45: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:43:37.71 ID:LBgSttyI0.net
俺とNは職員室でがっちり説教を食らい、生活指導担当のハゲから「カップルの痴話喧嘩は学校の外でしろ」と言われた
いつもなら「俺とNさんカップルに見えます!?やったー!」みたいなテンションの俺だが
さすがにそんな元気はなかった
校門前でNが「ごめん」と謝ってきた
「なんかわかんないんだけど、とにかく悲しくて俺さんが憎くて」
彼女は涙目だった
きっとあの顔つき大根と関係あるんだろうとは思ってたから、怒る気にはなれなかった
「いいよ、たぶんあの大根のせいだしNは悪くない」
そう言うとNは頭を下げて帰っていった
ここからが悪夢だった
48: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:50:23.83 ID:LBgSttyI0.net
眠くなってきたんだけど誰かまだ見てる?
いなかったら寝るが
続き
その晩俺は金縛りにあった
そして俺の初体験を奪った相手はなんと顔つき大根だった
無言で俺を睨む大根、必死で睨み返す俺
結局明け方まで眠れなかった
学校へ行くともう俺とNのことはバレていた
昨日一緒にマックでだべっていた奴は
「お前Nさんと付き合ってたの?もうヤったの?ヤリ捨てしようとして怒らせたの?」
などと無神経な質問をしてきたので、腹パンキメてポテト吐き出させてやろうかと思ったがやめた
なにせ顔つき大根の野郎がずっとついてきて、そのせいか身体がだるくてしょうがなかったからだ
49: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:53:05.93 ID:LBgSttyI0.net
以下は顔つき大根さんが僕にしてきた嫌がらせです
・家から学校までストーキングしてくる
・授業中ノートを覗き込みながら無言の圧力
・体育の時間バスケットボールに頭ぶつける
勘弁してほしかった
51: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:56:43.69 ID:3Yf0rZ240.net
今見始めた。
53: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:58:04.10 ID:RusJ51yp0.net
続きを書くなら、俺はまだ見る事にしよう
54: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 02:58:45.90 ID:LBgSttyI0.net
何人かいるのか
3時半になったら寝るお
廊下でNとすれ違ったが、昨日の一件もあって無視された
若干凹んだが、とりあえず「俺の後ろの大根見えてる?」
とラインしといた
しばらくして返信が来た
「もうそういうのやめてよ」
「なんにもいないじゃん」
はてな
なぜかNには俺のスタンドと化した顔つき大根は見えていないようなのだ
俺一人が呪われた?と悟った
絶望的だった
59: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:06:27.18 ID:LBgSttyI0.net
俺は昔ちょっとだけ霊感があったが、すぐに見えなくなったし
宗教上の理由で神社仏閣には立ち入れないんだ
ということでお祓いなんかも無理そう
さらに悪いことにマイエンジェルNにはもう見えてないし敬遠されている
つまり自力で何とかするほかなかった
できたら皆には「ネタかよwwwwwww」と笑って欲しいのだが
俺は昼休みを告げるチャイムと同時に弁当抱えてトイレへ駆け込んだ
なぜってそりゃぼっち…だからではない
顔つき大根と話をつけるためだ
錯乱した俺はこんな訳のわからん化物とタイマン張るのにトイレに行ったのだ
弁当持参で
60: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:14:12.61 ID:LBgSttyI0.net
続き
個室に駆け込んだ俺は便器に腰掛けて弁当を大急ぎで食うと、早速付いてきたはずの顔つき大根に話しかけようとして後ろを振り向いた
今考えれば当たり前だが、やつの身体にはタンクがめり込んでて、というか透けていて
あらためて「コイツはこの世のもんじゃないんだな」と思った
その後なんか色々試行錯誤したが割愛する
去年の冬頃、昼下がりの男子トイレの個室から「おい」「なんか言えよ」「お前なんなの」などのセリフを聞いてしまってビビった奴がいたとしたら
多分俺のせいだ、ごめんな
62: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:19:40.76 ID:LBgSttyI0.net
あまり手がかりはなかったけど、とりあえず
・顔つき大根と俺の見ていた大根さんは別の存在であること
・顔つき大根さんは何かに怒っているが、それは俺自身にでなく俺に関わる何かに関してであること
・Nにこれ以上何かするつもりはないこと
はわかった
昼休みいっぱいかけて得られたのはこれだけだったが
とりあえず俺のせいで俺やNが呪われたとかそんなんじゃなく、なにか目的があって俺にくっついてるんだとわかって
すごくホッとした記憶がある
63: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:21:25.09 ID:LBgSttyI0.net
こうやって見ると俺Nのこと好きすぎだな
66: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:25:02.96 ID:RusJ51yp0.net
>>63
そうか?
こちら側から見たら、Nさんを心配しているだけにも見えるが
69: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:32:13.07 ID:LBgSttyI0.net
>>66
うーん
ストックホルム症候群的な感じなのかな
68: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:29:46.16 ID:LBgSttyI0.net
しかしその後進展はなく、顔つき大根とのコンタクトも要領を得ず
マイエンジェルNにはラインで既読無視されるようになった
つらかった
でも、なんだかそいつの存在にも慣れてしまった自分もいたんだよね
毎日毎日覗き込まれるけど、顔つきはトイレまでついてこなくなったし
飯の最中は気を遣ってか席を外してくれるようになった
こいつなりに考えてんだなあなんて思うとちょっとニヤけた
70: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:35:18.76 ID:46lfmNcF0.net
話しかけてきたりするの?
71: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:36:51.04 ID:u1qwDxYtO.net
大根さんは言葉話せるの?
78: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:47:17.66 ID:LBgSttyI0.net
>>70
>>71
はい、いいえとか簡単なのは身振り手振り多かったな
喋ったりはしないけど、なんていうか感情の塊をぶつけてくる感じ?
伝わるかな
82: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 03:55:23.31 ID:LBgSttyI0.net
見ててくれてほんとサンクス
時間も時間だし飽きてくるだろうから簡潔にまとめる
そんな俺と顔つき大根のドキドキ同棲生活も突然終わってしまった
顔つきと暮らし始めて何週間かたった頃だったな
下校中雪道をぼてぼて歩いてた俺は気配を感じて顔を上げた
いつかと同じように、そこには大根さんが立ったいた
もちろん顔のない方だ
なんかいつになく嬉しそうだった、なんでかわからんけど嬉しいんだってのは伝わってきた
気が付いたら顔つきが俺を追い越して大根さんに寄って行ってた
そしたら消えた
83: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:00:32.81 ID:LBgSttyI0.net
わけがわからなかった
だって大根さんはあんなに嬉しそうで、顔つき大根さんだって健気に駆け寄って行ってさ
消える意味がわからなかった
しばらくその場から動けなかったよ
ふらふら自宅に帰って寝た
晩飯に何を食べたかも覚えてなかった
翌朝も顔つきはいなくて、佐為が消えた時のヒカルってこんなかんじだったのかななんて
ぼんやり思ってた
Nには一応「大根さんふたりとも消えた」てラインした
返事はなかった
84: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:06:50.67 ID:LBgSttyI0.net
もうすぐ一年が経つんでこうして初めてスレなんて立ててみたわけだけどさ
あの大根二人は元が人であろうとなかろうと、家族か恋人か、とにかく知り合いだったんだろうな、と
顔つきが俺やNに憑いたのも俺に怒りを感じさせたのも
全部顔のないほうの大根さんに会いたかったからじゃねえかなって
今はそう思ってます
86: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:11:20.61 ID:LBgSttyI0.net
以上が俺の大根さんに関する経験の全てです
スレ立て初めてなうえ遅筆で面白くない俺に付き合ってくださってほんとにありがとう
ネタだと思われて叩かれるのがオチだと思ってたが
コメントもらえるのがこんなに嬉しいと思わなんだ
もしまだ質問あるなら以下に
85: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:10:01.55 ID:hnHV+LnD0.net
俺氏、乙です。
大根さんとはそれっきりなんですか?
87: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:13:11.90 ID:LBgSttyI0.net
>>85
あれ以来大根さん含めオカルト体験はほぼないです
もし霊的なものなら成仏してくれてると嬉しいですね
89: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:15:17.52 ID:u1qwDxYtO.net
おつ。
最後まで興味深く読ませてもらったよ。
90: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:15:55.71 ID:RusJ51yp0.net
乙
きっと顔の無い方の大根にストーカー?されていたのも、
顔付きの大根に会いたい一心だったのかも知れないな。
故にN氏と主は大根の磁石に寄って…今は、N氏との仲はどうだ?
92: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:22:17.42 ID:LBgSttyI0.net
>>90
そうかもしれない
それなら俺はちゃんと手助けできたのかなって心の慰めにもなるっす
Nとは付かず離れずというか
ラインの友だち欄から消えてたからブロックされたと思って凹んでたら後日
「アイフォンに替えたから再登録させて」って言ってきたし、まあ普通です
95: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:30:12.31 ID:RusJ51yp0.net
>>92
大根も喜んで再開を果たしたのだ
お疲れ様
そうか、好きなのなら、そのままアタックしてみては?
質問というか…ただの雑談みたくなってしまうが
一期一会を、大切に、な
93: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:24:42.73 ID:hnHV+LnD0.net
妖精・・・ってやつなのかね?
よくわからんけど、向こうにしても逃げるときは「見えるのかよw」みたいな。
トトロの中くらいと小さいのがメイちゃんに見られてビクッみたいな。
顔つきは顔なしとはぐれちゃって困っていて、
見える人の所にいればなんとかなるかも、とそばにいる。
トイレでしかられてショボーン。
顔なしと再会できて
顔なし「いたいた♪」
顔あり「わあい♪」
みたいな?
94: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:27:22.72 ID:LBgSttyI0.net
>>93
想像して萌えたけど俺との絡みもっと殺伐としてましたよ!!
色合いは白トトロっぽかったかも
96: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:33:08.98 ID:LBgSttyI0.net
さてと、最後まで見てくださった方々ほんとにありがとう
そろそろ俺も寝るわ
こんな書き溜めもしてないスレ遅い時間までありがとう ありがとうしか言えない
皆ももし大根さんに会ったら「あの後1が心配してたよ」って言っといてください
あとNもそのうちまた映画にでも誘うわ
今度会うときは「一緒にオカルト体験した女の子に告白する」みたいなスレだといいな
おやすみなさい
97: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 04:36:59.29 ID:RusJ51yp0.net
お休み
99: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 09:05:05.71 ID:FG7PU1DX0.net
今北
俺も見てみたいな大根さん
100: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 09:51:25.66 ID:aex0NYgk0.net
大根さんと友達になれれば、毎日が楽しくなりそうです
102: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 15:37:37.13 ID:YQ26HIa30.net
興味深く読んだ
乙
101: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/08/31(日) 12:07:02.11 ID:XrluKQwI0.net
今読み終えた
俺も大根さんに会いたい
すげー面白かったよ。乙
引用元: ・俺の周りで起きた不思議な体験語らせてくれ
俺中学生位の時【前世は魔王だと信じていた!】魔王になる為、来る日も森の中で鍛錬..すると森の中から「黒い風がないている」とか呟いてた !その後...→ [不思議な出来事]
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:34:39.80 ID:W55FVSwh0
俺中学生位の時から、前世が魔王だって信じ込んでいたんだ
まぁキッカケはクロノトリガーってゲームだったんだけど
「魔王かっこいいな、俺も魔王みたいになりたい」って思う事から始まった
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:36:07.68 ID:G9cinE/E0
つづけたまえ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:37:45.32 ID:W55FVSwh0
まぁ、最初は魔王になる為の修行から始まったわな
ゲームで魔王が技を詠唱しているポーズを真似て、ひたすら「ダークマター」と叫んでいたよ
部屋の中などで練習したりして、たまに家から20分位自転車で走った所の森の中で練習していた
物理系の攻撃の鍛練も怠る事はなかった
木を蹴っ飛ばしたり、葉っぱを木の枝で切りつけたりしてた
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:38:55.86 ID:G9cinE/E0
そうか、つらかったな
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:39:03.54 ID:TZktl5pjO
その…友達とかは…いなかったのかい?
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:39:20.59 ID:vkvisjYA0
こんなスレ落としてし魔王
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:14.12 ID:W55FVSwh0
そうやって練習していて、夕方薄暗くなったりすると「黒い風がないている……」とか呟いてた
この辺から俺は「俺って前世魔王だったんじゃねーかな」って本気で思いだした
学校の中でも、俺はテスト用紙の名前欄の所にも魔王って書く様になった
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:31.52 ID:reGuQszd0
ごめんな
俺、魔王と闘う勇者だから>>1とは敵だ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:56.02 ID:fyqVSqYFO
なるほど、胸が熱くなるな
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:04.30 ID:K8ESN9yx0
何処の国の魔王だったんだよ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:05.80 ID:G9cinE/E0
今日は洗いざらい吐き出すがいい、明日からがんばるんだ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:41.17 ID:W55FVSwh0
まぁクラスメイトの中からも俺は当然の様に孤立していった
だけど同じクラスの中に友達がいたんだよ
俺はそいつに自分の真実をどうしても打ち明けたくなった
それで「今日スーパーでプリクラ取りにいかないか」って誘った
勿論俺はプリクラを撮る気は更々なかった、俺は自分が実は魔王だという事を一刻も早くそいつに言いたかった
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:47:50.65 ID:W55FVSwh0
魔王「実は俺、前世魔王だったんだよ」
スーパーの自動販売機などが置いてある休憩所のベンチに座りながら俺はそう告白した
友「え?」
なんか笑いながら、え?とか聞いてくる友に俺はイラッとした
魔王「だからいっつも学校では、低俗な人間とあまり関わらないように静かにしてるんだよ」
友「そうやったんや」
友達はなんと俺が魔王だって事を信じてくれた、おれは単純に嬉しかった
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:11.35 ID:W55FVSwh0
俺は常々思っていた
自分の魔王の力を発揮させたいと
いつも修行していても魔法は使えた事がない
多分、いざという時にしか使えないのだと解釈した
俺は友達に「俺魔王だけど、友の事嫌いじゃないから、手下にしてあげよっか?」と聞いた
友達は「えーー!!まじで?いいの??」とか言ってきた
そこから魔王と手下の戦いは始まった
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:15.44 ID:vgQCbRUvO
友「そうやったんや(何ちょっと怒ってんの?すげー面倒くせぇヤツだな・・・)」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:58.12 ID:G9cinE/E0
はやく書けよ
ラーメン喰い終わっちまったじゃねーか
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:54:04.55 ID:W55FVSwh0
まぁ少し話が脱線するかもしれないが、俺はクラスの中で好きな子がいた
いっつも本とか読んでて、話とかあまりしないタイプに見えるんだけど、凄く可愛い子だった
俺は前々からその子は自分と同じ匂いがすると思っていた
だから俺はその子を魔王の妻にしようと思った、今から思えばそれが一番の間違いだった
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:54:26.93 ID:vbpTAuVX0
>>35
かっけぇwwww
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:57:29.78 ID:YAG7+0Qi0
死にたくなってきたんだけど
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:57:49.24 ID:W55FVSwh0
俺は手下に山田さんを放課後、教室に少し残ってくれるようにとお願いする様言っておいた
手下が山田さんを勧誘してる時は、魔王なのに少しドキドキして、その場からは逃げた
手下から「OKだってさ」って言われると、よっしゃぁ!って思った
俺はドキドキしながら放課後になるのを待った
放課後になった、だけどまだ人がいる、ギャァギャァ騒いでる、うぜーよ!!!!帰れよ!!!って思った
山田さんは律儀に座りながら俺の事チラチラ見ながら待っててくれた
俺は人が完全にいなくなるのを待った
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:01:00.75 ID:W55FVSwh0
しかしどれだけ待ってもアイツらが帰ってくれない
山田さんもソワソワしはじめて、おれをチラチラ見る回数は増えていった
俺は魔王だけど、こんな所で勧誘するのは、少し恥ずかしかった
もうダメだ、俺は山田さんに近づいて行った、ドキドキした
魔王「ちょっとあっち行こ」
山田さん「……うん」
俺と山田さんは、一緒にゲタ箱で靴に履き替えて体育館の方向へと進んでいった
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:04:34.84 ID:W55FVSwh0
山田さん「それで話って何?」
魔王「実はさ、おれって前世魔王だったんだけど今は力が使えないんだ
だけど俺が前世で魔王っていうのは嘘じゃなくて本当なんだ
山田さんは覚えてないかもしれないけど、山田さんは前世魔王の妻だったんだ
覚えてないかい?マール」
俺は一気にたたみかけた、俺は魔王だった、そして山田さんはマールだった
山田さん「え……」
空気が凍った
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:06:40.29 ID:dLIJCeXqO
期待
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:07:34.94 ID:vbpTAuVX0
山田さんカワイソスww
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:08:29.78 ID:W55FVSwh0
マール「でもそれ嘘だよね?どうしてそんな嘘つくの?」
心臓がドクンとした、マールが泣きそうになっていたからだ
え、どうしてそんな泣きそうな顔なの?泣きたいのは俺だよ
魔王「嘘じゃないって!!本当に俺魔王だったんだって!!!!どうして嘘とかいうの!?」
俺は信じてもらえなかった悲しみからマールにデカイ声をあげた!!
マール「だってそれ嘘じゃない!!!魔王とかいる訳ないし!!意味わかんないし!!!」
マールは泣き出した
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:08:43.75 ID:g9VBnBM/0
山田さんを妻に迎えるんじゃなくて、妻としての記憶を呼び起こすのか・・・・・
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:12:06.39 ID:SwA1vzDo0
途中からあたりまえのようにマールになってるwww
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:14:02.83 ID:W55FVSwh0
俺は近くで、素振りをしていた、女子バドミントン部が不審な顔でこちらを見ていたのに気づいた
しかしここまできたら、もう止められなかった
魔王「とりあえずマールは前世俺の妻だったんだから、おれの言う事聞いてよ!!!」
俺もキレていた
川出さん「○○くん、何してんの?やめなよ」
バドミントン部女子の同じクラスの子(全然仲良くない)が近づいてきてそう言った
魔王「黙れ、人間が!!」
川出さんがキレタ……
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:18:05.36 ID:W55FVSwh0
川出さん「あんたクラスの中じゃ静かにしてるのに女相手だと、そんなに調子こくの??」
魔王「マール、あっち行こ?邪魔がいるし、魔王の力取り戻したらお前とか一瞬で殺したるのに」
出来るだけ小さい声で言ったつもりだが、聞こえてたらしい
川出さん「千石くんに、あんた殴ってもらうように言うからね!!!」
千石とは学年の中でも不良みたいなやつだった、だけど俺はどうでもよかった
だけどいつのまにか、マールは女子バドミントン部数人に連れていかれてしまった
もういいや、今日は帰ろう
魔王「千石とかたかが人間だろ、勝手にいいなよ、ランクSとランクEじゃ相手にならんからな!」
俺は走って帰った
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:21:51.21 ID:GZ1el8e0O
ランクSの千石くんにやられちゃうのか…
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:22:01.31 ID:W55FVSwh0
走って家まで帰って、荷物とか置いたら手下の家まで走った
とりあえずの状況報告だけしたかった
魔王「ダメだった、そんでなんか敵ができた」
手下「???」
魔王「千石が俺の敵にまわった」
手下「そうなんや、んでどうするの?」
魔王「覚醒前だけど、普通の人間なら大丈夫だと思う」
手下「そっか、おれも手伝うわ」
手下も俺と戦ってくれるらしい、その日は二人でジュース飲んで乾杯した
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:26:37.07 ID:W55FVSwh0
次の日学校行った
朝に川出さんに「昼休み教室でまっとって」って言われた
んでまぁ「うん」って言った、昨日と違ってテンションはガタ落ちになってた
んで昼休みに入る前に手下に「昼休みおっぱじめるぞ」って言ったら「OK」と言った
頼もしいやつ……
んで昼休みになった、おれはケンカが始まる覚悟をすでにしていた、どこから殴って、次にどう殴って、とか創造していた
そして千石+仲間3人+川出さん+友達数人+マールが来た(俺の机に)
なぜか手下は教室からいなくなってた
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:27:00.76 ID:vbpTAuVX0
手下wwwwwwwwwwwwwwwww
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:28:16.49 ID:XHjVgF3Y0
ちょっと面白い
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:28:41.26 ID:GZ1el8e0O
フルボッコされるんですねわかります
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:29:02.40 ID:gXcBK3gN0
wktk
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:30:06.21 ID:nnb88PcSO
早くしてけれ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:30:25.23 ID:YAG7+0Qi0
こんなに死にたくなるスレは初めてだ
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:33:13.72 ID:W55FVSwh0
千石「お前さ、女相手に調子乗ったらしいやんか。おれにも同じ態度取ってみろよ」
そう言ってきた
俺はまだ座っていた、川出さんはニヤニヤ笑っていて、マールは後ろの方で川出さんの友人と一緒にいた
魔王「調子になんか乗ってない、おれは魔王だから魔王らしく話しただけだ」
千石「はぁ?ふざけてんの?魔王(大声)ダッテーサーーーー!!!!!!」
クスクス笑う取り巻き、川出さんとか大爆笑してた、あいつ殺したいと思った
魔王「別におかしい事言ってないじゃん、それにさ俺はお前には用はない──」
後ろからおれの頭をデコピンしてくる感触
俺はまだ話してる途中だった、デコピンが何回かペシペシやられていた、奴ら大爆笑
もう爆発させていいよね?魔王の力解放していいよね?
俺はキレた
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:35:22.01 ID:XHjVgF3Y0
魔王wwwwがんばれwwwwwwww
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:36:20.19 ID:GZ1el8e0O
魔王・ダッテーサー(801~1825)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:37:54.48 ID:AkWBkrXxO
これがマジならすげぇwww
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:39:19.12 ID:W55FVSwh0
創造していた俺だとキレたら、魔法やら何やらが爆発するんだと思った
しかし現実では違った
魔王「(いきなり立ち上がって後ろにいる奴の胸ぐら掴んで本気で押す)オラァアアアアアア!!!!!」
千石の仲間(デコピンしてた奴)「ウワァアアアアアアア」
教室の端っこまで俺は押して、最後にボンと弾いた
窓の淵の金具部分にあたったのか、詳しい事は分からないが、ソイツは指から血を流していた
俺はドン引きした、ぽたぽたと流れる血
川出さん「え???え???ヤバイんじゃない……?」
千石「おい、大丈夫かよ!!保健室いってこいて!」
皆俺の事なぞ忘れたように、焦る焦る。そして俺段々と正気を取り戻してきた
魔王「黒い風がないている……(窓から外を眺める)」
その日から俺は魔王だという自信が確信へと変わった
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:40:26.40 ID:G9cinE/E0
こんな文章書けるなんてお前まだ魔王だろ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:40:51.11 ID:tA9pnzaf0
ふむ。
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:41:41.41 ID:+1Slfybl0
指から血が出たくらいで周りがあわてすぎなような
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:42:07.98 ID:gXcBK3gN0
黒い風がwwwwないているwwww
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:43:23.57 ID:XHjVgF3Y0
どうか心の中に魔王を収めておいて欲しいもんだ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:45:03.71 ID:W55FVSwh0
結局そいつは保健室に行かなかった
千石は俺が反抗しない奴だと思っていたのか、俺を甘くみていた
そこから俺は調子に乗った、おれは千石に「な?だから魔王って言ったでしょ?」と言った
千石は「まぁいいわ……」ってな俺にケンカを売る訳でも仲良くするでもなく、中立な立場となった
そして俺の頭に残った人物、勿論マール、そして川出さん
俺は川出さんを純粋に殴りたいと思う程、憎悪が増していた
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:46:58.36 ID:vbpTAuVX0
なんか俺も魔王になれそうな気がしてきた
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:49:26.39 ID:W55FVSwh0
俺は川出さんに話しかけた
魔王「君が頼った千石くんだけど、どうやらもう魔王とは戦えないってさ」
川出さん「……」
魔王「俺は女とか男の違いによって、態度変えるような奴じゃないってわかってもらえた?」
川出さん「……」
魔王「それに、もし俺が態度変えてなかったら、川出さん大変な事になるよ?指から血流したい?」
俺は相手の指から血を流した、という事を一つの勲章かの様に川出さんに詰め寄った
川出さんはダンマリとしていた、あぁいい気味!!もういいや、魔王の相手ではなかったな、こいつ
マール「もうやめなよ」
マール参入してきました……
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:50:47.23 ID:1yATDGc50
おまえすげぇな
俺も魔王になりてえええええええええええええええ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:51:15.39 ID:ARB2cwkT0
魔王かっこいいな
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:53:12.50 ID:Zvt9Ywxo0
>>100
手下にしてもらいなさいよ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:53:28.34 ID:xI+UCWS40
なんでにっくき相手にさん付けしてるんだよ魔王よ
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:55:34.29 ID:W55FVSwh0
マール「川出さんは何も悪くないよ」
魔王「……だけどさ、川出さんは千石に俺を殴るように言っていたんだよ?俺が何をしたっていうの?」
マール「私が悪かったの、○○くんの話真剣に聞こうとしないでごめんね」
エーーーーーーーー!!!マールやっとわかってくれたの???
マール「今日もう1回○○くんの話聞かせてくれないかな、放課後教室に残ってるから」
マールは自分の席に戻って行った
ヤッタァアアアア!!!!!魔王の力戻ってきたァアアア!!
手下「なんか大変やったみたいやな……」
手下よ……俺はヤッタゾオオオオ!!!ってテンションで仲良く会話した、だけどコイツなんか忘れてね?
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:57:28.53 ID:EFi9gZFKO
おいwwwwwwww手下wwwwwwww
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:57:42.09 ID:KDDH+JeVO
魔王最強説浮上
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:59:08.09 ID:7EB16A+L0
こんなスレ開かなきゃよかった
眠れないぞ
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:03:54.50 ID:W55FVSwh0
放課後になって俺は気軽に
魔王「まぁいろいろあったけど、俺はマールの事前世と同様に愛すから」
マール「私が○○くんの前世の妻だったの?」
魔王「うん、俺は魔王で、マールは俺の妻だったんだよ」
マール「それってどうして分かるの?」
魔王「俺はその時の記憶が、現世でも残っているからね、マールはどうやら覚えてないみたいだけど直に思い出すよ」
マール「そっかぁ、じゃぁ付き合うって事?」
ん、何って言った?付き合う……いやいや、違う違う
俺はその時、そういう「付き合う」って概念が全くないガキだった
そういうのは大人がするもんだ、と思ってたから凄く気恥かしかった
だから
魔王「いや、そういうんじゃない。まぁ俺が前世の魔王の力を取り戻す為の修行とか一緒に付き合って」
みたいに話を濁した、そうしたらマールも了承してくれた
今から思えば勿体なかった、そしたら人生で1回は付き合っていた、という思いでを噛みしめていたのに……
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:10:06.35 ID:W55FVSwh0
まぁ俺とマールが修行をした事は結果から言えば1回もなかった
マールは学校で俺に優しく接してくれるようになった
だけど俺は自分が魔王なので、ベタベタと仲良く話す事は決してしなかった
休み時間にマールが「ねぇねぇ」って話しかけてきても「話なら放課後にしよう」とか言ってツッパネタ
だんだん俺はマールといるのが苦痛になりつつあった、俺は孤独でいる時間が一番性にあっていた
マールという存在が俺に話かけてきて、冷たくツッパネテいる姿を、他の人に見られたい!
そして俺は「マールと話せるけど”アエテ”話さないクールな魔王」としての地位を築く事に躍起となった
そしてマールは俺から去って行った
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:10:55.85 ID:0kiNPZPZ0
なんか胸のあたりが
んんんんんんんんんんんんんんぐぐぐぐぐってなった
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:12:30.39 ID:vbpTAuVX0
お前何やってんだよ・・・・
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:14:46.81 ID:W55FVSwh0
そして話は最終章へと流れる
俺はクラスの中で静かだけど「ケンカは強い奴」って思われるようになっていた
不良っぽいやつも俺に話かけてくる様になった
まぁそこそこの関係が築けていた、俺はクールな魔王なので、バカみたいにハシャグ事はない
不良はある日、先輩の事を話していた、後輩をすぐ殴ったり、態度が大きめ、という内容だった
俺は「そんな人間風情、魔王である俺からすれば、タダの雑魚でしかない」
俺のその一言は、どのような紆余曲折を経たのは、今となっては分からないが
その先輩の元へと届いた……
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:15:19.64 ID:vbpTAuVX0
やっちまったなぁ!
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:15:31.55 ID:ARB2cwkT0
おいやめろ…
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:16:20.86 ID:XHjVgF3Y0
マールまだ出番あるよな?
さっきから裸で寒いんだけど
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:19:12.37 ID:tA9pnzaf0
>>124
いいから家に入れよ
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:18:55.60 ID:W55FVSwh0
不良少年「悪い、お前が前先輩の事バカにしてた内容をチクったらお前シメルってさ」
魔王「ふーん、裏切ったんだ?」
不良少年「別にどう思われてもいいけど、俺はお前と友だちになったつもりはないからな?」
魔王「……くだらん」
俺は決まった!!!と思える台詞を吐いて、教室から出て行った
まぁ単なる脅しだろう、おれがそんな事でビビルと思うのかよ
その日は手下と一緒に、石ケリしながら帰っていた
そしたら、帰り道に、上級生がタマッテテ「おい!!!!!!!」って叫ばれた
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:23:58.33 ID:W55FVSwh0
俺は内心ビビッタ
魔王「はい?」
先輩「お前、俺の事雑魚とか言ってたやろ?」
魔王「そうですけど」
タマッテル連中に、千石もいた
俺は別に大した問題じゃないぜ、こんな事 ってな風に千石にニヤッと笑った
先輩「何笑ってんだテメェエエエエエエエ!!!」
バコン、と殴られた。何この懐かしい感覚?不意打ちでドッジボールのボール頭に直撃した時の様な感覚
そのあとも洪水の様なパンチに俺は反撃する事もなく崩れ落ちていった
気絶はしなかったけど、俺は動く事ができなくなっていた
先輩達はいつのまにか、帰って行った
俺が起き上がると、手下が俺の方見てた
手下「何が魔王だよ……」
正直に言う……泣いた
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:25:02.12 ID:W55FVSwh0
やはり思い出すと胸が痛いな、ジュースでも飲んでくるわ……
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:28:19.85 ID:tA9pnzaf0
>>129
泣いてこい。
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:27:43.73 ID:wzU+1YADO
このスレ悪のオーラが漂ってるな
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:29:25.23 ID:XHjVgF3Y0
その後どうなったのか気になるよな
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:32:13.99 ID:72tiQ1nkO
早くかいて
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:34:59.95 ID:W55FVSwh0
次の日学校に行ったら、おれが先輩に絞められた、という噂は満遍なく流れていた
川出さん「うわ、顔ボッコボコ!」
もういいよ、川出さん。俺は負けたよ、何も言い返さないよ、好きに言えよ
千石「んでさー!!○○さ、何もできなくてヤラれてたんだぜー!」
好きに話せよ、もう知らんよ
マール「……でも、いきなり殴るなんてヒドイよね。○○くん先生に言うのかなぁ」
言わないよ、誰にも言わないよ、おれの事は放っておいてくれよ、ってかマールいつのまにそんな話すようになった?
元手下「今日からシカトしよっかー(笑)え??冗談、冗談(爆)」
俺はキレ……なかった
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:35:54.42 ID:tA9pnzaf0
山田マールいい子じゃんね
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:38:28.72 ID:g9VBnBM/0
元手下wwwwwwww
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:40:24.32 ID:W55FVSwh0
そこから時が流れても、俺は自分が魔王だという事を疑いはしなかった
自分は覚醒していなくて、力が出せないのだと信じていた
アニメの様に「あなたは前世魔王だったのです。今から魔界に来てください」と言われる日を待った
何年も待ったんだ、何年も……
その期間、おれは魔王という名のつくものに並々ならぬ興味を持ち調べた
シューベルトの魔王、陰陽座の魔王、DMCの魔王、G線上の魔王、魔王の娘たち
まぁエロゲやら曲やらを研究して、魔王という存在を研究していた
そして成人して、周りに誰もいなくって、部屋でVIPをやっていて
そして最近……『あぁおれは魔王じゃなかったんだ』と数年の時を経て気付きました
どうも今まで見てくれた人ありがとうございました
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:41:45.15 ID:vbpTAuVX0
>>1乙
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:43:00.94 ID:a2F9Dtl1O
嘘つきめ
長文をかける奴は例外なく正常なんだよ!
うわーん
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:43:02.10 ID:EFi9gZFKO
>>1先生の作品が見れるのはVIPだけ!
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:52:02.76 ID:hhEyMPb/O
>>1魔王乙
そして
ありがとう(´;ω;`)これからも頑張れ
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 04:17:08.62 ID:hbnm3xnwO
いちおつ
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 06:34:18.24 ID:AQyKh3PC0
しかしマールの発言に脚色が加わっていないのなら
どう見てもこれそれなりの好意を魔王に対してもってくれてるよね
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 08:25:09.48 ID:i+/rJSI7O
>>148
魔王だと告白して泣き出すときなんか
完璧惚れてるだろ…
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 08:47:44.22 ID:kVIeL6epO
感動した
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 09:57:36.44 ID:KDDH+JeVO
VIPで本当の意味で覚醒したのか
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 10:14:28.61 ID:RsgMDebhO
ウッ…(´;ω;`)
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 12:38:23.71 ID:2RSM8OQNO
俺は今でも自分が忍者だと思ってる。
なるべく足音たてないようにとか・・・
もうすぐ23歳です。助けて
引用元: ・最近やっと信じ続けてきた事が妄想だとわかった
俺中学生位の時から、前世が魔王だって信じ込んでいたんだ
まぁキッカケはクロノトリガーってゲームだったんだけど
「魔王かっこいいな、俺も魔王みたいになりたい」って思う事から始まった
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:36:07.68 ID:G9cinE/E0
つづけたまえ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:37:45.32 ID:W55FVSwh0
まぁ、最初は魔王になる為の修行から始まったわな
ゲームで魔王が技を詠唱しているポーズを真似て、ひたすら「ダークマター」と叫んでいたよ
部屋の中などで練習したりして、たまに家から20分位自転車で走った所の森の中で練習していた
物理系の攻撃の鍛練も怠る事はなかった
木を蹴っ飛ばしたり、葉っぱを木の枝で切りつけたりしてた
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:38:55.86 ID:G9cinE/E0
そうか、つらかったな
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:39:03.54 ID:TZktl5pjO
その…友達とかは…いなかったのかい?
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:39:20.59 ID:vkvisjYA0
こんなスレ落としてし魔王
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:14.12 ID:W55FVSwh0
そうやって練習していて、夕方薄暗くなったりすると「黒い風がないている……」とか呟いてた
この辺から俺は「俺って前世魔王だったんじゃねーかな」って本気で思いだした
学校の中でも、俺はテスト用紙の名前欄の所にも魔王って書く様になった
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:31.52 ID:reGuQszd0
ごめんな
俺、魔王と闘う勇者だから>>1とは敵だ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:40:56.02 ID:fyqVSqYFO
なるほど、胸が熱くなるな
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:04.30 ID:K8ESN9yx0
何処の国の魔王だったんだよ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:05.80 ID:G9cinE/E0
今日は洗いざらい吐き出すがいい、明日からがんばるんだ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:42:41.17 ID:W55FVSwh0
まぁクラスメイトの中からも俺は当然の様に孤立していった
だけど同じクラスの中に友達がいたんだよ
俺はそいつに自分の真実をどうしても打ち明けたくなった
それで「今日スーパーでプリクラ取りにいかないか」って誘った
勿論俺はプリクラを撮る気は更々なかった、俺は自分が実は魔王だという事を一刻も早くそいつに言いたかった
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:47:50.65 ID:W55FVSwh0
魔王「実は俺、前世魔王だったんだよ」
スーパーの自動販売機などが置いてある休憩所のベンチに座りながら俺はそう告白した
友「え?」
なんか笑いながら、え?とか聞いてくる友に俺はイラッとした
魔王「だからいっつも学校では、低俗な人間とあまり関わらないように静かにしてるんだよ」
友「そうやったんや」
友達はなんと俺が魔王だって事を信じてくれた、おれは単純に嬉しかった
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:11.35 ID:W55FVSwh0
俺は常々思っていた
自分の魔王の力を発揮させたいと
いつも修行していても魔法は使えた事がない
多分、いざという時にしか使えないのだと解釈した
俺は友達に「俺魔王だけど、友の事嫌いじゃないから、手下にしてあげよっか?」と聞いた
友達は「えーー!!まじで?いいの??」とか言ってきた
そこから魔王と手下の戦いは始まった
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:15.44 ID:vgQCbRUvO
友「そうやったんや(何ちょっと怒ってんの?すげー面倒くせぇヤツだな・・・)」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:51:58.12 ID:G9cinE/E0
はやく書けよ
ラーメン喰い終わっちまったじゃねーか
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:54:04.55 ID:W55FVSwh0
まぁ少し話が脱線するかもしれないが、俺はクラスの中で好きな子がいた
いっつも本とか読んでて、話とかあまりしないタイプに見えるんだけど、凄く可愛い子だった
俺は前々からその子は自分と同じ匂いがすると思っていた
だから俺はその子を魔王の妻にしようと思った、今から思えばそれが一番の間違いだった
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:54:26.93 ID:vbpTAuVX0
>>35
かっけぇwwww
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:57:29.78 ID:YAG7+0Qi0
死にたくなってきたんだけど
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 01:57:49.24 ID:W55FVSwh0
俺は手下に山田さんを放課後、教室に少し残ってくれるようにとお願いする様言っておいた
手下が山田さんを勧誘してる時は、魔王なのに少しドキドキして、その場からは逃げた
手下から「OKだってさ」って言われると、よっしゃぁ!って思った
俺はドキドキしながら放課後になるのを待った
放課後になった、だけどまだ人がいる、ギャァギャァ騒いでる、うぜーよ!!!!帰れよ!!!って思った
山田さんは律儀に座りながら俺の事チラチラ見ながら待っててくれた
俺は人が完全にいなくなるのを待った
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:01:00.75 ID:W55FVSwh0
しかしどれだけ待ってもアイツらが帰ってくれない
山田さんもソワソワしはじめて、おれをチラチラ見る回数は増えていった
俺は魔王だけど、こんな所で勧誘するのは、少し恥ずかしかった
もうダメだ、俺は山田さんに近づいて行った、ドキドキした
魔王「ちょっとあっち行こ」
山田さん「……うん」
俺と山田さんは、一緒にゲタ箱で靴に履き替えて体育館の方向へと進んでいった
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:04:34.84 ID:W55FVSwh0
山田さん「それで話って何?」
魔王「実はさ、おれって前世魔王だったんだけど今は力が使えないんだ
だけど俺が前世で魔王っていうのは嘘じゃなくて本当なんだ
山田さんは覚えてないかもしれないけど、山田さんは前世魔王の妻だったんだ
覚えてないかい?マール」
俺は一気にたたみかけた、俺は魔王だった、そして山田さんはマールだった
山田さん「え……」
空気が凍った
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:06:40.29 ID:dLIJCeXqO
期待
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:07:34.94 ID:vbpTAuVX0
山田さんカワイソスww
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:08:29.78 ID:W55FVSwh0
マール「でもそれ嘘だよね?どうしてそんな嘘つくの?」
心臓がドクンとした、マールが泣きそうになっていたからだ
え、どうしてそんな泣きそうな顔なの?泣きたいのは俺だよ
魔王「嘘じゃないって!!本当に俺魔王だったんだって!!!!どうして嘘とかいうの!?」
俺は信じてもらえなかった悲しみからマールにデカイ声をあげた!!
マール「だってそれ嘘じゃない!!!魔王とかいる訳ないし!!意味わかんないし!!!」
マールは泣き出した
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:08:43.75 ID:g9VBnBM/0
山田さんを妻に迎えるんじゃなくて、妻としての記憶を呼び起こすのか・・・・・
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:12:06.39 ID:SwA1vzDo0
途中からあたりまえのようにマールになってるwww
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:14:02.83 ID:W55FVSwh0
俺は近くで、素振りをしていた、女子バドミントン部が不審な顔でこちらを見ていたのに気づいた
しかしここまできたら、もう止められなかった
魔王「とりあえずマールは前世俺の妻だったんだから、おれの言う事聞いてよ!!!」
俺もキレていた
川出さん「○○くん、何してんの?やめなよ」
バドミントン部女子の同じクラスの子(全然仲良くない)が近づいてきてそう言った
魔王「黙れ、人間が!!」
川出さんがキレタ……
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:18:05.36 ID:W55FVSwh0
川出さん「あんたクラスの中じゃ静かにしてるのに女相手だと、そんなに調子こくの??」
魔王「マール、あっち行こ?邪魔がいるし、魔王の力取り戻したらお前とか一瞬で殺したるのに」
出来るだけ小さい声で言ったつもりだが、聞こえてたらしい
川出さん「千石くんに、あんた殴ってもらうように言うからね!!!」
千石とは学年の中でも不良みたいなやつだった、だけど俺はどうでもよかった
だけどいつのまにか、マールは女子バドミントン部数人に連れていかれてしまった
もういいや、今日は帰ろう
魔王「千石とかたかが人間だろ、勝手にいいなよ、ランクSとランクEじゃ相手にならんからな!」
俺は走って帰った
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:21:51.21 ID:GZ1el8e0O
ランクSの千石くんにやられちゃうのか…
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:22:01.31 ID:W55FVSwh0
走って家まで帰って、荷物とか置いたら手下の家まで走った
とりあえずの状況報告だけしたかった
魔王「ダメだった、そんでなんか敵ができた」
手下「???」
魔王「千石が俺の敵にまわった」
手下「そうなんや、んでどうするの?」
魔王「覚醒前だけど、普通の人間なら大丈夫だと思う」
手下「そっか、おれも手伝うわ」
手下も俺と戦ってくれるらしい、その日は二人でジュース飲んで乾杯した
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:26:37.07 ID:W55FVSwh0
次の日学校行った
朝に川出さんに「昼休み教室でまっとって」って言われた
んでまぁ「うん」って言った、昨日と違ってテンションはガタ落ちになってた
んで昼休みに入る前に手下に「昼休みおっぱじめるぞ」って言ったら「OK」と言った
頼もしいやつ……
んで昼休みになった、おれはケンカが始まる覚悟をすでにしていた、どこから殴って、次にどう殴って、とか創造していた
そして千石+仲間3人+川出さん+友達数人+マールが来た(俺の机に)
なぜか手下は教室からいなくなってた
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:27:00.76 ID:vbpTAuVX0
手下wwwwwwwwwwwwwwwww
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:28:16.49 ID:XHjVgF3Y0
ちょっと面白い
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:28:41.26 ID:GZ1el8e0O
フルボッコされるんですねわかります
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:29:02.40 ID:gXcBK3gN0
wktk
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:30:06.21 ID:nnb88PcSO
早くしてけれ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:30:25.23 ID:YAG7+0Qi0
こんなに死にたくなるスレは初めてだ
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:33:13.72 ID:W55FVSwh0
千石「お前さ、女相手に調子乗ったらしいやんか。おれにも同じ態度取ってみろよ」
そう言ってきた
俺はまだ座っていた、川出さんはニヤニヤ笑っていて、マールは後ろの方で川出さんの友人と一緒にいた
魔王「調子になんか乗ってない、おれは魔王だから魔王らしく話しただけだ」
千石「はぁ?ふざけてんの?魔王(大声)ダッテーサーーーー!!!!!!」
クスクス笑う取り巻き、川出さんとか大爆笑してた、あいつ殺したいと思った
魔王「別におかしい事言ってないじゃん、それにさ俺はお前には用はない──」
後ろからおれの頭をデコピンしてくる感触
俺はまだ話してる途中だった、デコピンが何回かペシペシやられていた、奴ら大爆笑
もう爆発させていいよね?魔王の力解放していいよね?
俺はキレた
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:35:22.01 ID:XHjVgF3Y0
魔王wwwwがんばれwwwwwwww
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:36:20.19 ID:GZ1el8e0O
魔王・ダッテーサー(801~1825)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:37:54.48 ID:AkWBkrXxO
これがマジならすげぇwww
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:39:19.12 ID:W55FVSwh0
創造していた俺だとキレたら、魔法やら何やらが爆発するんだと思った
しかし現実では違った
魔王「(いきなり立ち上がって後ろにいる奴の胸ぐら掴んで本気で押す)オラァアアアアアア!!!!!」
千石の仲間(デコピンしてた奴)「ウワァアアアアアアア」
教室の端っこまで俺は押して、最後にボンと弾いた
窓の淵の金具部分にあたったのか、詳しい事は分からないが、ソイツは指から血を流していた
俺はドン引きした、ぽたぽたと流れる血
川出さん「え???え???ヤバイんじゃない……?」
千石「おい、大丈夫かよ!!保健室いってこいて!」
皆俺の事なぞ忘れたように、焦る焦る。そして俺段々と正気を取り戻してきた
魔王「黒い風がないている……(窓から外を眺める)」
その日から俺は魔王だという自信が確信へと変わった
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:40:26.40 ID:G9cinE/E0
こんな文章書けるなんてお前まだ魔王だろ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:40:51.11 ID:tA9pnzaf0
ふむ。
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:41:41.41 ID:+1Slfybl0
指から血が出たくらいで周りがあわてすぎなような
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:42:07.98 ID:gXcBK3gN0
黒い風がwwwwないているwwww
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:43:23.57 ID:XHjVgF3Y0
どうか心の中に魔王を収めておいて欲しいもんだ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:45:03.71 ID:W55FVSwh0
結局そいつは保健室に行かなかった
千石は俺が反抗しない奴だと思っていたのか、俺を甘くみていた
そこから俺は調子に乗った、おれは千石に「な?だから魔王って言ったでしょ?」と言った
千石は「まぁいいわ……」ってな俺にケンカを売る訳でも仲良くするでもなく、中立な立場となった
そして俺の頭に残った人物、勿論マール、そして川出さん
俺は川出さんを純粋に殴りたいと思う程、憎悪が増していた
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:46:58.36 ID:vbpTAuVX0
なんか俺も魔王になれそうな気がしてきた
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:49:26.39 ID:W55FVSwh0
俺は川出さんに話しかけた
魔王「君が頼った千石くんだけど、どうやらもう魔王とは戦えないってさ」
川出さん「……」
魔王「俺は女とか男の違いによって、態度変えるような奴じゃないってわかってもらえた?」
川出さん「……」
魔王「それに、もし俺が態度変えてなかったら、川出さん大変な事になるよ?指から血流したい?」
俺は相手の指から血を流した、という事を一つの勲章かの様に川出さんに詰め寄った
川出さんはダンマリとしていた、あぁいい気味!!もういいや、魔王の相手ではなかったな、こいつ
マール「もうやめなよ」
マール参入してきました……
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:50:47.23 ID:1yATDGc50
おまえすげぇな
俺も魔王になりてえええええええええええええええ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:51:15.39 ID:ARB2cwkT0
魔王かっこいいな
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:53:12.50 ID:Zvt9Ywxo0
>>100
手下にしてもらいなさいよ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:53:28.34 ID:xI+UCWS40
なんでにっくき相手にさん付けしてるんだよ魔王よ
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:55:34.29 ID:W55FVSwh0
マール「川出さんは何も悪くないよ」
魔王「……だけどさ、川出さんは千石に俺を殴るように言っていたんだよ?俺が何をしたっていうの?」
マール「私が悪かったの、○○くんの話真剣に聞こうとしないでごめんね」
エーーーーーーーー!!!マールやっとわかってくれたの???
マール「今日もう1回○○くんの話聞かせてくれないかな、放課後教室に残ってるから」
マールは自分の席に戻って行った
ヤッタァアアアア!!!!!魔王の力戻ってきたァアアア!!
手下「なんか大変やったみたいやな……」
手下よ……俺はヤッタゾオオオオ!!!ってテンションで仲良く会話した、だけどコイツなんか忘れてね?
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:57:28.53 ID:EFi9gZFKO
おいwwwwwwww手下wwwwwwww
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:57:42.09 ID:KDDH+JeVO
魔王最強説浮上
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 02:59:08.09 ID:7EB16A+L0
こんなスレ開かなきゃよかった
眠れないぞ
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:03:54.50 ID:W55FVSwh0
放課後になって俺は気軽に
魔王「まぁいろいろあったけど、俺はマールの事前世と同様に愛すから」
マール「私が○○くんの前世の妻だったの?」
魔王「うん、俺は魔王で、マールは俺の妻だったんだよ」
マール「それってどうして分かるの?」
魔王「俺はその時の記憶が、現世でも残っているからね、マールはどうやら覚えてないみたいだけど直に思い出すよ」
マール「そっかぁ、じゃぁ付き合うって事?」
ん、何って言った?付き合う……いやいや、違う違う
俺はその時、そういう「付き合う」って概念が全くないガキだった
そういうのは大人がするもんだ、と思ってたから凄く気恥かしかった
だから
魔王「いや、そういうんじゃない。まぁ俺が前世の魔王の力を取り戻す為の修行とか一緒に付き合って」
みたいに話を濁した、そうしたらマールも了承してくれた
今から思えば勿体なかった、そしたら人生で1回は付き合っていた、という思いでを噛みしめていたのに……
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:10:06.35 ID:W55FVSwh0
まぁ俺とマールが修行をした事は結果から言えば1回もなかった
マールは学校で俺に優しく接してくれるようになった
だけど俺は自分が魔王なので、ベタベタと仲良く話す事は決してしなかった
休み時間にマールが「ねぇねぇ」って話しかけてきても「話なら放課後にしよう」とか言ってツッパネタ
だんだん俺はマールといるのが苦痛になりつつあった、俺は孤独でいる時間が一番性にあっていた
マールという存在が俺に話かけてきて、冷たくツッパネテいる姿を、他の人に見られたい!
そして俺は「マールと話せるけど”アエテ”話さないクールな魔王」としての地位を築く事に躍起となった
そしてマールは俺から去って行った
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:10:55.85 ID:0kiNPZPZ0
なんか胸のあたりが
んんんんんんんんんんんんんんぐぐぐぐぐってなった
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:12:30.39 ID:vbpTAuVX0
お前何やってんだよ・・・・
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:14:46.81 ID:W55FVSwh0
そして話は最終章へと流れる
俺はクラスの中で静かだけど「ケンカは強い奴」って思われるようになっていた
不良っぽいやつも俺に話かけてくる様になった
まぁそこそこの関係が築けていた、俺はクールな魔王なので、バカみたいにハシャグ事はない
不良はある日、先輩の事を話していた、後輩をすぐ殴ったり、態度が大きめ、という内容だった
俺は「そんな人間風情、魔王である俺からすれば、タダの雑魚でしかない」
俺のその一言は、どのような紆余曲折を経たのは、今となっては分からないが
その先輩の元へと届いた……
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:15:19.64 ID:vbpTAuVX0
やっちまったなぁ!
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:15:31.55 ID:ARB2cwkT0
おいやめろ…
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:16:20.86 ID:XHjVgF3Y0
マールまだ出番あるよな?
さっきから裸で寒いんだけど
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:19:12.37 ID:tA9pnzaf0
>>124
いいから家に入れよ
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:18:55.60 ID:W55FVSwh0
不良少年「悪い、お前が前先輩の事バカにしてた内容をチクったらお前シメルってさ」
魔王「ふーん、裏切ったんだ?」
不良少年「別にどう思われてもいいけど、俺はお前と友だちになったつもりはないからな?」
魔王「……くだらん」
俺は決まった!!!と思える台詞を吐いて、教室から出て行った
まぁ単なる脅しだろう、おれがそんな事でビビルと思うのかよ
その日は手下と一緒に、石ケリしながら帰っていた
そしたら、帰り道に、上級生がタマッテテ「おい!!!!!!!」って叫ばれた
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:23:58.33 ID:W55FVSwh0
俺は内心ビビッタ
魔王「はい?」
先輩「お前、俺の事雑魚とか言ってたやろ?」
魔王「そうですけど」
タマッテル連中に、千石もいた
俺は別に大した問題じゃないぜ、こんな事 ってな風に千石にニヤッと笑った
先輩「何笑ってんだテメェエエエエエエエ!!!」
バコン、と殴られた。何この懐かしい感覚?不意打ちでドッジボールのボール頭に直撃した時の様な感覚
そのあとも洪水の様なパンチに俺は反撃する事もなく崩れ落ちていった
気絶はしなかったけど、俺は動く事ができなくなっていた
先輩達はいつのまにか、帰って行った
俺が起き上がると、手下が俺の方見てた
手下「何が魔王だよ……」
正直に言う……泣いた
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:25:02.12 ID:W55FVSwh0
やはり思い出すと胸が痛いな、ジュースでも飲んでくるわ……
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:28:19.85 ID:tA9pnzaf0
>>129
泣いてこい。
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:27:43.73 ID:wzU+1YADO
このスレ悪のオーラが漂ってるな
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:29:25.23 ID:XHjVgF3Y0
その後どうなったのか気になるよな
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:32:13.99 ID:72tiQ1nkO
早くかいて
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:34:59.95 ID:W55FVSwh0
次の日学校に行ったら、おれが先輩に絞められた、という噂は満遍なく流れていた
川出さん「うわ、顔ボッコボコ!」
もういいよ、川出さん。俺は負けたよ、何も言い返さないよ、好きに言えよ
千石「んでさー!!○○さ、何もできなくてヤラれてたんだぜー!」
好きに話せよ、もう知らんよ
マール「……でも、いきなり殴るなんてヒドイよね。○○くん先生に言うのかなぁ」
言わないよ、誰にも言わないよ、おれの事は放っておいてくれよ、ってかマールいつのまにそんな話すようになった?
元手下「今日からシカトしよっかー(笑)え??冗談、冗談(爆)」
俺はキレ……なかった
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:35:54.42 ID:tA9pnzaf0
山田マールいい子じゃんね
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:38:28.72 ID:g9VBnBM/0
元手下wwwwwwww
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:40:24.32 ID:W55FVSwh0
そこから時が流れても、俺は自分が魔王だという事を疑いはしなかった
自分は覚醒していなくて、力が出せないのだと信じていた
アニメの様に「あなたは前世魔王だったのです。今から魔界に来てください」と言われる日を待った
何年も待ったんだ、何年も……
その期間、おれは魔王という名のつくものに並々ならぬ興味を持ち調べた
シューベルトの魔王、陰陽座の魔王、DMCの魔王、G線上の魔王、魔王の娘たち
まぁエロゲやら曲やらを研究して、魔王という存在を研究していた
そして成人して、周りに誰もいなくって、部屋でVIPをやっていて
そして最近……『あぁおれは魔王じゃなかったんだ』と数年の時を経て気付きました
どうも今まで見てくれた人ありがとうございました
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:41:45.15 ID:vbpTAuVX0
>>1乙
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:43:00.94 ID:a2F9Dtl1O
嘘つきめ
長文をかける奴は例外なく正常なんだよ!
うわーん
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:43:02.10 ID:EFi9gZFKO
>>1先生の作品が見れるのはVIPだけ!
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 03:52:02.76 ID:hhEyMPb/O
>>1魔王乙
そして
ありがとう(´;ω;`)これからも頑張れ
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 04:17:08.62 ID:hbnm3xnwO
いちおつ
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 06:34:18.24 ID:AQyKh3PC0
しかしマールの発言に脚色が加わっていないのなら
どう見てもこれそれなりの好意を魔王に対してもってくれてるよね
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 08:25:09.48 ID:i+/rJSI7O
>>148
魔王だと告白して泣き出すときなんか
完璧惚れてるだろ…
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 08:47:44.22 ID:kVIeL6epO
感動した
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 09:57:36.44 ID:KDDH+JeVO
VIPで本当の意味で覚醒したのか
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 10:14:28.61 ID:RsgMDebhO
ウッ…(´;ω;`)
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/29(火) 12:38:23.71 ID:2RSM8OQNO
俺は今でも自分が忍者だと思ってる。
なるべく足音たてないようにとか・・・
もうすぐ23歳です。助けて
引用元: ・最近やっと信じ続けてきた事が妄想だとわかった